「なんなんだよあいつ」
「生意気すぎてまじでうざい」
こんな風に思ってしまう部下って必ずいますよね。
今回はそんな部下を抱える上司さんに向けて、部下が言うことを聞かない原因と対処法を解説します。
✔想定読者
・部下が言うことを聞かない
・最近パワハラとかもうるさいから関わり方が難しい
・言うことを聞かせるようにする方法を知りたい
今回は生意気な部下の面倒を見て日々お疲れの上司さんに向けた内容になっています。
✔本記事の内容
・部下をうまく扱えない人の悪循環
・上司が見直すべき5つのNG行動
・部下の心を掴む4つの方法
これを読んでいる方は生意気な部下に頭を悩まされていることと思いますが、部下のせいにするのではなく自分の行動を振り返るきっかけにしてほしい内容になっています。
そういう意味で上司が見直すべき5つのNG行動や部下の心を掴む4つの方法についてお伝えをしていきます。
✔本記事の信頼性
HIRO
僕自身はコンビニで店長を3年近くやっていた経験があり、のべ約100人ほどの従業員の面倒を見てました。
この経験からも部下の扱いや関わり方はある程度わかっています。
そういった意味ではこの記事の信頼性はある程度担保されているのではないかと思います。
それでは前置きは以上にして早速本題に入っていきます。
3分くらいで読める内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
部下をうまく扱えない人の悪循環
まず初めにお伝えしたいのは、いくら言うことを聞かないような部下でもうまく扱った方がいいということです。
そうじゃないと悪循環がうまれて、もっと関係性も悪くなるし仕事の質も低下することになります。
ここでは言うことを聞かない部下をうまく扱えないとハマる悪循環について具体的にお伝えしします。
✔上司がハマりやすい悪循環
・言うことを聞かない部下に対して態度に出してしまう
⇩
・もっと言うことを聞かなくなり仕事の質が落ちる
⇩
・チームが成果を出せなくなる
⇩
・あなたが上司から叱られるようになる
⇩
・部下に対してもっとマネジメントをする
⇩
・もっと言うことを聞かなくなる
こっちも人間なのでムカつく部下に対しては少なからず言動や行動に出てしまったりするものです。
ただそうするとこんな感じの悪循環にハマりがちです。
要するに、いくら言うことを聞かない生意気な部下だったとしても、部下をいい感じに気持ち良くさせて仕事の質を上げさせてやるのが一番コスパがいいということです。
そういう意味で、次のパートでは実際に部下に言うことを聞かせるための方法についてお伝えをしていきます。
上司が見直すべき5つのNG行動
ここでは上司が見直すべき5つのNG行動というテーマでお話ししていきます。
「あいつは言うことを聞かない」
こんな風に決めつけてしまう前に、一度自分に悪いところがなかったかを確認してみてください。
そしてもし当てはまるところがあれば即改善をしましょう。
①結果だけで判断する
上司のNG行動1つ目が結果だけで判断するという点です。
ありがちなのが、部下が取り組んできた過程を一切見ずに、出てきた結果に対してのみフィードバックをしてしまうことです。
そうすると部下は、「自分のこと見てもいないくせになんだよ」と萎えてしまい言うことを聞かなくなります。
ここで気を付けたいのは、叱るだけでなく、褒めるについても過程を見てからにしないと相手には響かないということです。
相手がやってきた過程をあまり知らない状態で褒めると部下はこんな風に思います。
「結果が出た時だけ良い顔しやがって」
「結局自分の手柄になるのが嬉しいんだろ」
こんな感じでせっかく褒めてもそれが逆効果になってしまうことも。
そうならない為に「あの仕事どうなった?」「一度見てあげるよ」など常に相手のことを気にかけてるということが伝わるようなコミュニケーションを取ることが大事です。
②人前で叱る
上司のNG行動2つ目が人前で叱るという点です。
わざわざ理由を言うまでもありませんが、人前で叱られるのが気持ち良い人はいませんよね。
それに人前で叱る意味って実は1つもありません。
「雰囲気をピリッとさせる効果がある」という人がいますが、ピリッとどころか雰囲気が悪くなるだけなのでもしやっている方がいたら今日からやめましょう。
これを意識すると良いでしょう。
③感情的になる
上司のNG行動3つ目が感情的になるということです。
これも主に叱る時の話です。
言うことを聞かないような部下が相手だとつい頭に血が上ってしまう気持ちはわかりますが、「怒鳴ったり物にあたったり」と感情的になっていいことはありません。
感情的になる素振りを見せてしまうと部下はこちらに心を開いてくれなくなりますので注意してください。
④部下の話を聞かない
上司のNG行動4つ目が部下の話を聞かないということです。
部下が相談事や提案などをしてきたときに話を真剣に聞いていない上司は結構多いです。
当たり前ですが、自分の話を聞かない上司の言うことを聞く部下はいますかね?
話を聞かない上司の特徴をお伝えするのでもし当てはまるところがあれば即改善した方がいいでしょう。
✔話を聞かない上司の特徴
・目を見て聞かない
・相槌がかなりテキトウ
・「そんなことよりさ・・」で話題を変える
・相手が話し終わる前に自分が話し始める
こんな感じです。
もし当てはまるところがあれば注意しましょう。
⑤自慢話を永遠する
上司のNG行動の5つ目が自慢話を永遠するという点です。
部下からすると上司の自慢話ほど聞いててしんどいものはありません。
自慢話から仕事の参考になることが多々あるのも事実ですが、とはいえ話が長すぎるとそれすらも入ってこないです。
もし「過去の自分の仕事成果や経歴」などを話すのであれば、相手のためになる話なのかという点を自問自答しながら長くなりすぎないように注意してください。
部下の心を掴む4つの方法
ここまでで上司が気を付けるべきNG行動についてお伝えをしてきました。
ここからは部下の心を掴む4つの方法について解説します。
①部下のことを深く知る
突然ですが、あなたは部下のことをどれくらい知っているでしょうか?
・性格
・夢や目標
・将来やりたいこと
・週末していること
・趣味や特技
・出身地
・家族構成
・恋愛事情 など
この辺のことを知っていると胸を張って言えるでしょうか?
「こんなことまで知らなきゃいけないの?」と思ったかもですが、こういったパーソナルな部分ほど大事です。
こういうことを知らずして部下と信頼関係なんて作れません。
また信頼関係がないのに「俺の話を聞け」というのはなかなか難しい話です。
そういった意味で、まずは相手のことを深く知った上でコミュニケーションを取るようにすれば今よりはこっちの話を聞いてくれるようになるかと思います。
逆に言うと、仮に厳しいことを言わなきゃいけない場面だったとしても「相手を深く知る」ができていて、信頼関係が作れていればちゃんと相手に伝わるはずです。
②叱ると褒めるのメリハリをつける
部下の心を掴む方法2つ目が叱ると褒めるのメリハリをつけるという点です。
ありがちなのが、叱ると褒めるどちらかしかやらないという上司です。
・叱ってばかりで部下が成果を出しても大して褒めない
・褒めてばかりでるべきタイミング何も言えない
こんな感じではどちらもダメです。
叱るしかやらなければ相手は腐ってしまいますし、逆に褒めるしかやらなければ相手はこっちのことを舐めてきます。
どちらにしても言うことを聞かなくなるということです。
こうならない為に、「叱るべき時は叱る。褒めるべき時は褒める。」
これを意識してほしいと思います。
1つだけポイントを言うと、褒めるときは相手がちょっと引くくらい大げさに褒めるといいですよ。
褒められるのって少し照れくさかったりもしますが、大げさに褒められると相手は確実に嬉しいです。
③かげで褒める
部下の心を掴む方法の3つ目がかげで褒めるということです。
これは「すでに部下との関係性がやや悪い人」におすすめの方法です。
具体的には、「陰口のいい話バージョン」だと思ってもらえればOKです。
人間は、人づてに聞いた話や噂ばなしに非常に影響されやすいです。
それは悪口ももちろんですが、良い話も同様です。
関係性がすでに悪くなってしまっている部下に対して直接何かを伝えるのは結構困難かと思いますので、そういう時はかげで褒めるようにしましょう。
そうすると巡り巡ってその内容が本人の耳に入ります。
「あいつ(上司)俺のこと褒めてたのか」
こんな風に耳に入ると相手からのあなたへの見方もおそらく変わるかと思います。
注意点としては、「この話あいつ(部下)に言っておいてね」と言うのは絶対にNGなのでやめてくださいね。
④責任をとってあげる
部下の心を掴む方法4つ目が責任をとってあげるということです。
例えば部下が失敗をして怒られていたとします。
そんな時に「私の教育責任です、申し訳ございませんでした。」と上司がかばってくれたらそれだけで部下の見る目は変わります。
「普段こっちの話も聞かないような部下のことをなんで守らなきゃいけないんだ」
こんな風に思ってしまう人もいるかもですが、だからこそ重要です。
部下の中にも「あなたの話を聞いていないという自覚」はあるわけでして、そんな中で部下のことを守ってあげると、今までの行いを反省して自分に尽くしてくれるような相手に変えてあげることが可能です。
そういう意味でも、部下の責任をとってあげるというのは非常に重要です。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は言うことを聞かない部下に対する接し方や考え方についてお伝えをしました。
言うことを聞かないからといって諦めたり放置してしまえば一生相手はよくなりません。
そうならない為には「どっちかが折れる」必要があります。
そうなったら立場上、上司側が大人になって接してあげるしかありません。
今回お伝えしたポイントをぜひ今日から実践しつつ、部下とコミュニケーションをとってほしいと思います。
それでは今回は以上です。
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それではまた次回!
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