あなたのチームにもいませんか?
「無能な部下」
はっきり言ってお手上げだと思っていませんか?
ただし、昨今の大パワハラ時代。
このご時世だと「無能な部下」なんて発言したら、
・部下のことを「無能」なんてパワハラだ!
・部下が無能=上司が無能
・教え方が悪いからそうなるんだ
こんな風に一斉に袋叩きにあって大炎上でしょう。
ただはっきり言います。
無能な部下は存在します。
そしてこの手の話をすると、
「諦めて異動させるしかない」
と言う人が結構います。
が、それこそこのご時世、簡単に部下を異動させたりできないですよね。
ということで今回は、
無能な部下を少しだけマシにする方法
についてポイントをお伝えしていきますね。
3分くらいで読める内容なので、ぜひ最後までご覧くださいね。
【結論】多くをもとめない
そもそもなぜ「無能な部下」が生まれるのかを整理しておきましょう。
無能というのは、あくまで相対的な評価なんですよね。
要するに、
「他の人と比べてダメ」
「自分が求めているレベルに達していない」
こんなところから無能だと判断しているのではないかと思います。
なので、多くを求めない。期待をしない。
良い意味で諦めるという思考。
これが無能な部下と付き合っていくうえでは結構大事です。
例えば、
それが達成できなかったら「無能」だと判断している。
極端にいえばこんな感じです。
なので過度な期待をしない。周りとも比較をしない。
相手のレベル(力量)を見極めて、分相応な目標を与えること。
これが相手にとっても、自分の精神衛生的にも一番良いんですよ。
そうは言ってもそんな低レベルでいつまでもやられたら困る
こんな風に思った方もいるでしょう。
ということで、
・少しだけマシにする方法
ここを次で解説していきます。
無能な部下をマシにする方法3選
そもそもこういう無能社員は「頑張る気がない」んですよ。
頑張る気がない人に、
・いくら頑張れと鼓舞しても
・どんなに仕事を教えても
成長しないんですよ。
だって頑張る気がないんだもん。
となると、無能部下をマシにするために、まず上司がやらなければいけないのは、
頑張る気を起させること。
ここなんですよ。
じゃあそのスイッチはどこにあるの?ということです。
「出世?」「昇進?」「昇給?」「名声?」
違います。
頑張る気がない社員にそんなのは響きません。
結論、誰しもが持っている承認欲求。
要は「相手から認められたい(褒められたい)」という感情。
ここに訴えかけるんですよ。
さらに、こんなこと言うと炎上しそうですが、
無能な部下というのはこれまでも無能な人生を送ってきているんですよ。
家庭でも、学校でも、習い事でも。
そうすると、誰からも認められてこなかったケースが多いんですよ。
なので心は砂漠状態。カラッカラなんです。
だからこそ、
自分の存在(行動)を認めてくれる相手が現れる
これだけで心境は一気に変わります。
このスイッチが入るだけで、土台である「頑張る気」が起きるようになるんですよ。
ここが無能な部下をマシにするための入り口だと思ってください。
じゃあ実際にどうやるの?
ということで、
・頑張らせるスイッチを押す方法
・相手の承認欲求を満たすための具体的なステップ
ここについて3つ解説をしますね。
・周りが嫌がる仕事をこっそりやっている
・会社の評価は低いが、お客さんの評価は高い など
こんな風に、
確かに目立った活躍はしないけど、実は結構良い仕事をしている
というケースも少なくないんですよ。
そしてこういう「褒めポイント」はすかさず声をかけること。
「気づかなかったけどこんなことまでやってくれてたんだね」
「○○がいるから他の奴が好き勝手できるんだよな」
こんな風に声をかけてあげれば相手の承認欲求はググっと満たされます。
あいつにそんな良いところなんかない
こんな風に思ったそこのあなたも、今一度よく観察してみてください。
きっとあります。
・自己肯定感ボロボロ
・超ひねくれている
「どうせなんか裏があるんだろ」
「おだてたってどうせ自分は無能ですよ」
「知ってる? ○○ってこんなこと普段やってくれてるんだよ」
「ああいう風にコツコツ陰で頑張れる奴は絶対伸びるよな」
3つ目が「何かしらの肩書き(責任)」を与えるということ。
そんな無能な部下に肩書きなんて与えられないよ
こんな風に思った方もいるかもですが、それは間違い。
✅「たまごが先かニワトリが先か」みたいな話ですが…
〇:責任ある仕事を与えるから、任せられてる感(承認欲求)がうまれ、やりがいがうまれ、仕事のパフォーマンスがあがる
こういうことなんですよ。
だからこそ、ちょっとでもいい。簡単なことでもいい。
肩書きを与えて、責任ある仕事を任せてあげてほしいんですよ。
もちろん会社の人事が絡むような大がかりな、
「昇進」とか「昇給」は必要ありません。
「○○リーダー」とか「○○隊長」とか「チーム○○」とか。
こんなんでいいんですよ。
要は「お前に任せた! 頼むぞ!感」を相手に与えることが大事なんですよ。
そうすることで相手の承認欲求が満たされ、頑張ろうかなスイッチが入るんですよ。
やってはいけないNG行動
本題は以上ですが、最後に気を付けてほしいポイント。
冒頭で「過度な期待をしないことが大事」だとお伝えしましたが、
「期待しすぎないこと」と「蚊帳の外にする」は全然違いますからね。
ありがちなのが、ある程度力のある社員だけで固まって、
まるで、
「あいつらは無能だから俺たちだけで頑張ろう」
みたいな雰囲気を出してしまうこと。
これはもはやいじめです。
あくまで、実力に応じた目標設定をすることが大事なんであって、
必要としないのは違います。
こういう雰囲気になった瞬間に、
無能な部下がマシになることは絶対にありえません。
それどころか、
上司の悪口、プロジェクトへのネガティブ発言などばかり言うモンスター社員にしてしまうかもしれません。
いくら無能であっても絶対に脱落させないこと。
少しでも光を見つけて、ちょっとでもチームに参加させる。
これが大事なんですよという話でした。
ということで今回は以上です。
「部下から慕われ、愛される上司になるための心得50選」ではこんなような内容を計50個の項目で解説している一冊になります。
興味のある方は覗いてみてくださーい。
じゃあまた次回!!
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