「部下に注意したいけど・・・」
「パワハラとか怖い」
「どんな風に注意すればわからない」
こんな風に悩んでしまうことってありますよね?
最終的には、
「もう注意しなくていいや」
「そっとしておこう・・・」
こんな風に諦めてしまっている人も少なくありません。
ただ、言うまでもなく「ダメなことをダメと言えないチーム」は絶対に成功しないですよね。
今回はここのジレンマを解消するための内容になっています。
✅筆者の経歴
・コンビニ8店舗のコンサル3年
副店長をしている時、アルバイトへの注意の仕方で揉めて、相手の親まで出てくる事件を起こしたことがありますw
そんな失敗談も踏まえながら解説していきますので、ある程度の信頼性はあるのではないかと思います。
ということで早速本題に入っていきますね。
【前提】言い方や言葉選びは関係ない
まず抑えておいてほしいのが、言い方や言葉選びはさほど重要ではないということです。
もちろん「〇ね」とか「ぶっ〇す」とかそういう明らかなものは除く。
よく言われるのが、
・なるべく穏やかな優しい口調で
・注意したらそのあと必ずフォローを入れる など
ただはっきり言って、こんなのは上っ面のテクニックですね。
ペラペラ。中身無し。
どんなに優しい言葉で注意したって刺さらない時は刺さらない。
逆に厳しい言葉で言っても響くときは響く。
僕の前職の上司で「全く尊敬できないけどとにかく口調が優しい人」ってのがいたんですが、
はっきり言って舐めきってましたね。
「部下にそんなペコペコ気を遣う暇あったら仕事で結果出せよ」と思っていました。
逆に「全く尊敬できないし、すぐ怒鳴る上司」ってのもいましたが、
そいつのこともクソだと思ってましたね。
「仕事できないくせにギャンギャン吠えてうるせーな」と。
要するに、うまくいかない原因は言い方じゃないんですよ。
大事なのは「日頃の相手との関係性」です。
それさえあれば、どんな言い方されたって相手に響きます。
ということで、今回の内容の根幹。
「日頃の相手との関係性の作り方」について解説していきますね。
相手と信頼関係を作ることが大事
ここまでで相手と信頼関係を作ることが大事だと言ってきましたね。
ただ信頼関係というと漠然としすぎているので、もう少し解像度を上げた言葉で言うと、
普段から「自分のことを見てくれている」と相手に思わせる関係性を作れているかどうか
ということです。
✅例えば
⇒ちゃんと見てるよ(気が付いてるよ)と伝える
「今日いつもよりも頑張ってたね、すごいね」
⇒普段よりもちょっと頑張ったタイミングを見逃さない
「この作業好きなの? いつも丁寧にやってくれてるね」
⇒相手のこだわりや喜ぶツボを押さえる
こんな風に、普段から相手のことを見ているからこその声かけをしていく。
こういった些細なコミュニケーションが取れていると、
「この人は自分のことちゃんと見てくれている」
「頑張ったらちゃんと評価してくれる」
「この人の言うことなら聞こう」
こんな風に思ってもらえます。
これこそが相手との信頼関係です。
この信頼関係ができていれば、注意したとしても相手は素直に受け取ってくれます。
なぜなら、
「普段自分のこと見てくれているこの人が言うんだから、本当にダメなことをしちゃんだな」
こんな風に相手は思うんですよ。
それどころか、
「自分のためにわざわざ指導してくれてありがとうございます」
といった気持にさえなる。
逆にですよ。
普段自分のこと見てもいない、興味もなさそうな人が注意をしてきても何も響かないんですよ。
「うるせーな」
「現場のことなんもわかってねーくせに」
「ダメな時だけガタガタ言ってくんじゃねぇよ」
こんな風に思われてしまう。
これはきつい口調でいっても、優しい口調でいってもこうなります。
もしあなたの注意や指導が、ちゃんと相手に届いていないと感じているのであれば、
ここのベースとなる関係性づくりに問題があるのかもしれません。
ここまで読んだ方の中には、
日頃の関係性が相手とちゃんと作れているかどうか自信ない(わからない)
こんな風に思う方もいるかもなので、簡単なチェックポイントをお伝えしますね。
【おまけ】一時的に嫌われる覚悟は必要
本題は以上ですが、最後におまけ。
部下に注意する以上は、一時的に嫌われる覚悟は持っておいた方がいいかもです。
基本的には、
注意=相手のダメなところ(嫌なところ)を指摘する
ということです。
どんなに関係性が作れていたとしても、自分のダメなところを指摘されるのは良い気持ちではないです。
相手のメンタル状況次第では、一時的にムッとされたり、反抗されたりする可能性もあります。
ただ、それは一時的なもの。
ちゃんと日頃の関係性が作れていれば、後から理解してもらえます。
一番ダメなのは「嫌われることを恐れて注意ができなくなること」です。
冒頭いったように、ダメなことをダメと言えないチームは必ず崩壊します。
この辺については別記事で解説していますので、こちらからどうぞ。
また今回の内容は「部下から慕われ、愛される上司になるための心得50選」から抜粋したものです。
本記事で書ききれていないノウハウはこのnoteにまとめておいたので、よかったらチェックしてみくださいね。
それではまた次回!
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