※この記事の内容は「部下から慕われ、愛される上司になるための心得50選」から抜粋しています。
興味のある方は覗いてみてくださいね~
どうもこんにちは、HIROです
今回は出世欲がない部下を頑張らせる方法というテーマでお伝えをしていきます。
部下をもつ上司、あるいは経営者の方なら一度はこの問題に直面したことがあるのではないでしょうか?
・向上心をもってほしい
・意識をあげてほしい
部下に対してこんな風に思う一方で、どんな風に接すればいいのかわからない。
一昔前までなら、
「出世したくないのか!」
「偉くなりたくないのか!」
「給料上げたくないのか!」
こんな言葉で鼓舞すればよかった。
ただ、いわゆる「今の若者たち」にはこんな言葉は刺さらない。
「出世とか興味ないっすー」
「給料も最低限もらえればいいっすー」
「それよりも定時で上がらせてくださーい」
こんな社員が増えて、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、
社員には頑張ってもらわなきゃいけない。
数字も上げてもらわなきゃいけない。
となってきたときに、今までのやり方は捨てて、別のアプローチを試していかなきゃしょうがないんですよ。
この記事を読んでいるということは、部下への対応に頭を悩ませ、藁にもすがる思いでここまでたどり着いたのではないかと思います。
でも安心してください。
この記事を読めば、きっと少しは光が見えてくると思います。
前置きが長くなりましたが、本題に入っていきますね。
頑張らせるための動機付けが必要
出世欲がない今の若者たちに、
・出世
・昇給
・会社でのステータス
このあたりをチラつかせても、全くの無意味であることは冒頭説明した通り。
そうなってくると、部下を頑張らせるための動機がないんですよね。
水族館でイルカショーとかあるじゃないですか?
イルカはあんなに頑張って飛び跳ねて偉いなーと思うんですが、ショーの途中途中で飼育員さんからエサもらってますよね。
だから頑張るんですよ。
あれ、多分エサがなかったらイルカたち何もやりませんよ。
それと同じで、
・出世
・昇給
・ステータス
このあたりのエサには今の若者たちは食いつかないどころか見向きもしない。
となると、今の若者たちにも刺さるエサ(=頑張らせるための動機)を提示してあげることが必要になるんですよ。
結論:頑張らせる動機は相手を認めること
結論からいうと、相手を頑張らせる動機は「相手を認めること」です。
認めると一言で言っても色々あるんですが、一番わかりやすいのは「褒める」ですね。
人間みんな褒められたいんですよ。
あなただって褒められたらうれしいでしょ?
要するに、
↓
そしてもっと褒められたいからもっと頑張る
シンプルに言えばこういうことです。
ただ、この簡単なことが意外とできない人が多い。
褒められない上司のよくある勘違いとして、
「あいつはまだ褒めるレベルまで達していない」
と言う人がいます。
が、これは完全に間違いです。
人によってスキルや能力は当然違います。
この人にはできるけど、この人にはできないことってのは当然ある。
入社10年目のベテランが当たり前にやっていることでも新入社員なら苦労するでしょう。
そこで、「○○がここまでやってるんだから、こんなところでつまづいてるんじゃない!」とか言われたら普通に萎えます。
なので、褒めるかどうかを他人を基準にしてはいけない。
そうじゃなくて、見つけるんですよ。相手に合わせた褒めるところを。
例えば、
・元気に挨拶している
・前回できなかったことができるようになった
こんなところを見つけて褒める。
これを繰り返してると、「頑張ればこの人は褒めてくれる」という認識が生まれる。
すると、なんか新たに仕事をお願いした時にもすんなりと受け入れてくれる。
受け入れてくれるだけではなく、思った以上に頑張ってくれることが多い。
それは相手の「褒められたい欲(=承認欲求)」が高まっていることに他ならないというわけです。
これこそが「頑張るための動機」なわけです。
そして頑張るから少しだけ成長する。
成長するから、今までよりも少しだけ難しいことをお願いできる。
それを達成するからまた褒める。
このループに入るわけです。
これが「相手を認める」ことで相手を頑張らせることができるカラクリです。
褒めときゃいいんでしょは大間違い
これを誰かに説明すると、
「わかりました! とりあえず褒めればいいんですね!」
こんな風に言う人がいますが、これは大きな間違いです。
もちろん「褒める」は有効な方法なんですが、その前に前提となる人間関係ができていないと逆効果になる場合があります。
人間関係ができていない人から褒められた時に相手はどう感じるかというと、
・自分の上司から褒められて機嫌良いだけだろ
・こんなことくらいできるわ
・バカにしてるのか
・なんか裏がありそうだな
こんな感じ。
正しく受け取ってもらえない。
どころか、うがった見方をされてしまうわけです。
こんな風に「褒めるが逆効果」にならないようにするためには、冒頭いったように「ベースとなる人間関係構築」が重要です。
ではこれはどう作るのか?
これは「日頃から相手にを気にかけ、よく見て、声をかける」こと。これに尽きます。
例えば、
・周りが気づいていないような相手のこだわりや強みを褒める
・悩んでいそうならすぐ声をかける
・今ハマっていることを聞いてみる
・将来の目標や夢を聞いてみる など
要するに、
「自分に興味をもってくれてる」
「自分のことを見てくれてる」
こんな感情を相手に与えることが重要です。
よくグレて非行に走る学生がいるじゃないですか?
全てではないですが、ああいう子は親からろくすっぽ見てもらえず、放置されて育った子に多いです。
要は「みんな僕を見て!!」というメッセージが非行に繋がっているわけなんですよね。
あと、少年だったころのうずまきナルトもそうですね。
みんなに見てほしい。自分の存在を知って欲しいからいたずらをする。
それと同じで、基本的に人は自分を見てほしいんですよ。
そして見てくれないからグレる。
会社でいうところのグレるは「上司の言うことを聞かなくなる」ということ。
なのでこうなることを防ぐ。
・よく見る
・逐一声をかける
こんな風にすることで、相手の承認欲求が満たされ、信頼関係ができてくる。
褒めるとか叱るとかは、このベースとなる信頼関係があるから相手に響くんですよ。
逆に言うと、この辺すっとばしてとりあえず褒めたとしても、先ほど言ったように全く響かないというわけです。
ということでまとめると、
・今の若者の頑張る動機は出世や給料じゃない
・認められる(褒められる)ことこそが頑張る動機
・ただ褒めても相手には響かない
・褒めるにはベースとなる人間関係構築が必要
・相手の承認欲求を満たすことが人間関係構築
こんなところです。
「どうやったら頑張って働いてくれるんだろう」
こんな風に悩んでいる人はぜひ今日から実践してみてください!
また、「部下から慕われ、愛される上司になるための心得50選」では、今回のような内容を計50個の項目で解説をしています。
興味のある方は覗いてみてください!
それではまた次回!!
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