部下に武勇伝、語ってますか?
「部下が行き詰ってる時」や「失敗したあと」など、
自身の過去の成功体験を交えて話をしたいと思うことありますよね。
ただし、
そういうのうざいって思われてるか心配じゃありません?
特に今は逆ハラスメントが怖い時代。
陰で悪口を言われたり、SNSに書き込まれたりされるんじゃないかと不安ですよね。
そのせいで、
・教えたいことが教えられない
こんな風に思っている人も少なくないかと思います。
ただ断言します。
武勇伝はどんどん語るべき!です。
理由はシンプルで、
相手のためになるからですね。
・現場時代、下積み時代に結果を残してきたから今のあなたのポストがある
・その経験は、今の部下たちに間違いなく必要です
逆に言うと、
伝えないことが部下にとってマイナスになっているんですよね
いやまぁそう言われればそうなんだけど・・
うざいと思われたら本末転倒だし・・・
たしかにそれもごもっとも。
なので今回は、
・どうしたら相手に響くのか
そんなところを解説していきたいと思います。
なぜ武勇伝を語るとうざがられるのか
結論から言うと、
相手が受け取れる分量以上の武勇伝を伝えようとしてるからですね。
受け取れる分量というのは、いろんな要素で決まります。
✅例えば
・落ち込んでいてポジティブな話が聞ける状態じゃない
・そもそもの信頼関係がない
・調子が良くて他人のアドバイスを聞く気がない など
もう少し実生活のあるあるに当てはめるとピンときやすいかもです。
✅よくある失敗の例
⇒聞かれたことだけ教えてほしいのに、別の話題の武勇伝を永遠と語ってしまう
⇒励ましのつもりで武勇伝を語ってしまう(だからお前も頑張れよと言いたい)
⇒普段から関係性が悪く、あなたの話を聞きたいとすら思ってもらえてない
⇒絶好調の相手に「こんな方法もあるぞ」と提示するも相手には響かない
実際にこういうケースをよく見るし、あなたもしてしまったことがあるのではないでしょうか?
これが「相手が受け取れる分量以上の武勇伝を語っている」という状態です。
こういうことの積み重ねが、
武勇伝を語る上司=老害
こんなイメージにつながって悪循環になっているんですよね。
ただ冒頭お伝えしたように、
武勇伝を語ることが悪いわけじゃない。
むしろ部下にとって、本来は有益なはず。
ではどうしたら相手に響くようになるのか?
そこを次で解説しますね。
武勇伝を相手に響かせる4つのコツ
①日頃からの関係性づくり
そもそも「あなたの話聞きたくない」って思われたらどう頑張っても無理なんでね。
最低限、相手と関係性をつくる3ステップお伝えしますね。
部下から「俺(私)の何を知ってんねん」って思われたらなんも響かないです。
なので、
・人柄
・生い立ち
・週末の過ごし方
・何に喜びを感じるのか
・仕事の得意不得意 など
最低限このあたりを把握しておきましょう。
これを把握するのが目的じゃなくて、
把握するためには会話が必要なので、普段から会話しましょうねってことです。
普段の仕事ぶりをよーく観察しておきましょう。
・なんか行き詰ってる感じがありそうだ
・相手がこだわってそうなこと
・周りは気づいてないけどやってくれてること など
こんなところを発見したらすかさず声をかけましょう。
「どうしたの? なんかあった?」
「いつもがんばってるね ありがとうね」
こういう積み重ね、かなり大事ですよ。
褒めるときはべた褒めすること。
ちょっとオーバーなくらいがちょうどいいです。
褒められて悪い気する人はいないですからね。
この3ステップ繰り返していけば、最低限の関係性は築けます。
②自慢と混同しない
武勇伝は相手のために語りましょう。
途中から「ただの自慢話」にすり替わってしまう人かなり多いです。
途中から気持ちよくなってきて、他の成功体験、苦労話を語ってしまう人。アウトです。
③間を取りながら話す
ちょっとしたテクニックなんですが、
武勇伝話すときは、話と話の間隔をちょっと広めにとるといいですよ。
なんでかというと、
本当に相手が興味をもってたら「質問してくるから」です。
同じ理由で、話の合間に、
「なんか聞いておきたいことある?」ってストレートに言うのもありですね。
・質問あるか聞いても特になし
こんな場合はすでにお腹いっぱいの可能性ありです。
④話足りないくらいでやめておく
最後、
「ちょっと話足りないな」くらいでやめておくことですね。
自分の成功体験とか武勇伝って基本的には「話したい」ので、つい長くなりがちなんですよ。
なので、感覚的に話し足りないくらいがちょうどいいです。
向こうからグイグイ質問してくるなら別ですが、そうじゃないなら頃合い見て引きましょう。
まとめ
ということでまとめです。
・武勇伝は相手のためにも伝えるべき
・うざがられるのは相手が受け取れる分量を超えてるから
何度も言いますが、
上司の貴重な体験を部下に伝えられないのはマジもったいない!!!
だからこそ、
ちゃんと相手に響くように意識してほしいと思います。
というわけで今回は以上です。
ではまた次回!!
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