※この記事の内容は「部下から慕われ、愛される上司になるための心得50選」から抜粋しています。
興味のある方は覗いてみてくださいね~
どうも、こんにちは。HIROです。
今回は「部下に仕事を任せられない上司の末路」といったやや怖いテーマでお話をしていきます。
「自分でやった方が早いし正確だ」と自分で片づけてしまっていませんか?
もしくは過去に、「仕事をお願いしたら嫌な顔をされた」とか「周りに愚痴を言っていた」とかそんな経験から、仕事をお願いできずにいる人もいるかもしれません。
ただはっきり言って、部下に仕事を振ることができない上司はクソです。
今回は理由はどうあれ、「仕事は適切に部下に割り振っていかないといけないよ」というテーマです。
ただし、
わかってるけどそれが難しいんだよ
こんな風に思う人もいるかも。
なので今回は具体的な仕事の振り方のポイントまでセットでお伝えしていきますね。
それでは早速本題に入っていきますね。
部下に仕事を任せられない上司の末路
結論から言います。
部下に仕事を任せることができない上司は、部下のやる気を奪い、組織の士気を下げて、チームを崩壊させます。
こうなりたくなければ最後まで読んだ方がいいです。
僕は前職でセブンイレブンのコンサルをやっていて、たくさんの店長や店舗オーナーさんを見てきました。
その中で、仕事を振れない人が口を揃えて言っていたことが、
「うちの従業員は仕事を任せられるレベルじゃない」
「教えてもやる気がないから意味がない」
こんなところ。
ただこれ大間違いで、
「やる気がないから教えても意味がない」んじゃなくて、
「教えないからやる気が出ない」んですよ。
もう少し具体的に解説しますね。
人はどういう時にやる気が出るかというと、
「褒められた時」
「やってきたことが認められた時」
「成果が出たとき」
こんなところではないでしょうか?
これを得るためには、褒めるための材料。
言うなれば「褒めシロ」が必要なんですよ。
(伸びしろ的なイメージです)
では褒めシロはどうやって作るか。
これは何か仕事や役割を与える以外方法がないんですよ。
そこで結果を出させて、認めてあげて、褒める。
もうわかりますよね?
「あいつはやる気がない」といって仕事を与えない人は、
「相手を褒めるチャンス」を自ら奪っていることになるんですよ。
ただし、
過去に仕事を任せたり教えようとしたことはあるけどうまくいかなかった。
こんな人もいるかもしれません。
そういう人は仕事の振り方、任せ方、教え方に原因がある可能性が高い。
次で解説します。
部下への仕事の振る際のポイント4選
ここまでで、「相手のやる気がないから仕事を任せられない」のではなく、
「仕事を任せないから相手のやる気が出ないんだ」ということを説明してきました。
ただし、もちろんただ闇雲に仕事を任せればいいというわけではありません。
それはただの押し付けです。
ここでは「仕事を振る際のポイント」を4つお伝えしますね。
①相手のキャパを見極める
「相手が今どれくらいの仕事量を抱えているのか」
「それにどれくらいの時間がかかりそうなのか」
「今この仕事を振ってパンクしないか」
相手によって仕事を処理できる量、スピードは違います。
基本的に、1つの仕事が終わっていない(終わる目途もまだ立っていない)中で、2つも3つも追加で仕事が来たらしんどいですよね。萎えます。
だからこそ相手の現在のキャパシティを見極めること。
これが大事です。
②経過をフォローする
仕事を振ったら、必ず逐一様子を確認しましょう。
「今どんな感じ?」
「なんか行き詰っていることある?」
「わからないところあったら聞いてね」
「お、いい感じじゃん。ここまでは完璧だね」
こんな風に、「やってくれてるあなたのこと見てますよー感」をしっかりと出す。
仕事振られたっきり放置されてると、相手は疎外感を感じるもの。
その疎外感が丸投げされた感に変わり、次からあなたからの仕事を受けたくなくなるものです。
③必ずフィードバックする
振った仕事が仕上がったら、必ずフィードバックすること。
ここのポイントは「内容が良くても悪くても」必ず検証すること。
「ここはかなり良いね」
「ここは次からはこんな風にしたらいいかもね」
「○○のおかげでこんな成果出たよ、ありがとうね」
こんな具合。
部下がやる気をなくす一番の要因は「この人、自分のこと全然見てくれないじゃん」と感じてしまうことなんですよ。
この感情が、「どうせ見てもらえないなら頑張る必要ないじゃん」に変わる。
やっぱり人間って誰かに認められたいと深層心理で思っている生き物なんですよね。
僕がセブンイレブンで店長しているときは、新人のアルバイトが「トイレ掃除終わりましたー」って来たら、どんなに忙しくても手を止めて、トイレまでダッシュしてましたよ。
そこで、
「すげーきれいになったね!」
「なんかトイレが明るくなったわ!」
「あ! でも掃除漏れ発見!」
とかこんなことばっかやってましたよ。
この細かいフィードバックが超大事です。
ちなみに、
「褒めることはできるんだけど、叱るのがちょっと苦手」
「最近はハラスメントとかもうるさいし・・」
こんな人が最近増えてきている模様。
そんな人にはこちらの記事がおすすめなので、興味があればどうぞ。
正しい叱り方を解説しています。
④うやむやにしない
4つ目、一度振った仕事をうやむやにしないこと。
これ会社員とかにありがちなんですが、指示の熱が冷めてしまう時ってよくありません?
会社からの「A商品を売れ!」という指示を部下に落としたら、気が付いたら会社の関心が「A商品からB商品に移ってた」みたいなこと。
こんな時、ダメな上司はすぐ会社に引っ張られて関心がB商品にいっちゃうんですよ。
そんで頑張ってA商品を売ってる部下のことをすっかり忘れてしまう。
検証もしなければねぎらいの言葉もない。
そんな指示はじめからなかったかのように、うやむやにしてしまう。
これは絶対にあかんです。
「どうせうやむやにされるなら初めからお前の指示なんか聞かねーよ」
こんな風に思われてしまいますので注意。
仕事は取り上げるな
最後にもう一点、仕事を振る際にできればやらない方がいい注意点を伝えておきます。
それが「仕事を取り上げるな」ということです。
一度振った仕事、与えた役割を途中で取り上げることですね。
お願いしたものの、
「なかなか仕事が終わらなそう」だったり、
「思っていたほどの成果を上げられなそう」
みたいなことって結構あると思うんですよ。
ただ、ここで仕事を取り上げてしまうと、
「この仕事はあなたには無理=あなたは使えない人間だ」
と言われているような気持ちに相手はなります。
もっとダメなのは、
「取り上げた仕事を同僚や後輩にパスする」こと。
これ以上の屈辱はありません。
これも相手のやる気を奪うきっかけになりかねない。
もちろんチームとして結果が出なければ本末転倒なので、必要に応じて舵を切って役割を変えることは必要な時はあります。
そんな時はせめて、「本人に真意が悟られないように」こっそり行う方がいいでしょう。
「こっちの仕事をお願いしたいから」
「あの人が暇そうだから」
「ついでに確認したいことがあるから」
こんな枕詞をつけながら、相手のプライドを傷つけないような形で仕事を手放させるようにするといいでしょう。
今回は「部下に仕事を振れない上司の末路」と「仕事を振る際のポイント」を解説しました。
「部下から慕われ、愛される上司になるための心得50選」では、今回のような内容を50個のポイントで解説しています。
興味のある方はぜひのぞいてみてくださいね~
それではまた次回!
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