今回は「目標は高ければ高いほどいいというのは嘘ですよー」というテーマでお伝えしていきます。
✅こんな悩みはありませんか?
・たしかに低い目標だと相手が成長しなそう
・でも高い目標だと相手が萎えないか心配
こんな風に、目標設定のバランスに悩む人は少なくないと思います。
目標が低すぎても成長しないし、高すぎてもやる気なくなっちゃうし、どうしたらいいんだろう・・・
今回はこんな方のお悩みにお答えする内容になっています。
結論はタイトルにもありますが、
目標は達成可能な範囲で高く設定すること
これが正解です。
本記事ではここをもう少し深堀りしながら、
・目標設定する際のポイント
このあたりを解説していきますね。
やりがちな目標設定ミス
まず結構多くの人がやっちゃってる目標設定する際のミスを2つお伝えしておきますね。
・目標以上の成果は得られない
・低い目標をクリアしても成長しない
・直近3か月で前年比が約2倍で推移している
「自分たち忙しいんですよ!」
「現場のこと全然わかってねーな」
「そんなにやりたきゃ一人でやればいいじゃん」
「俺らの実力舐めてんの?」
「レベル低いやつに合わせるならもう頑張らなくていいや」
目標設定する際のポイント3つ
ここまで読んだ方は、
高すぎるのもダメ、低すぎるのもダメ。
じゃあ結局どうしたらいいの?
こんな風に思ったかもしれません。
結論は、実現可能な範囲で高く目標を設定することなんですが、
もう少し解像度をあげつつ3つのポイントで説明しますね。
①目標設定の根拠を示す
②過去の実績からの根拠
・昨年比が3か月連続で120%だから
・これとこれをすれば+〇円くらいの売り上げを作れそうだ
「根性論とかうざいんだけど」
・同僚がやってきたこと
・同業他社の実績
⇒自分の過去の成功体験
「あの人がこんなやり方して売上2倍にしてたよ」
「全く同じは難しいけど、真似すれば1.5倍くらいにはなると思うよ」
⇒同僚がやってきたこと
「あの会社のPRでこれくらい売れたみたいだよ」
⇒同業他社の実績
②相手の能力を知る
ポイント2つ目が相手の能力をよく知っておきましょうねということです。
繰り返しになりますが、
目標は「実現可能な範囲で高いものがいい」んですよ。
つまり、相手がどこまでなら頑張れば達成できるのかな?というのを見極めなければいけない。
これについては「普段から相手の仕事ぶりをよく見ておく」しかないです。
同じ業務1つとっても、
・Bさんは時間かかるけどミスがないし丁寧
あるいは、
・Dさんは褒めると調子が出てきていつも以上のポテンシャルを発揮する
といった相手の特徴など。
こんな風に、
・相手のスキル
・得意不得意
・人柄や特徴 など
このあたりを知っておくことが大事です。
これをしておかないと、
「あの人は無茶ばかり言ってきて俺らのことを何もわかってない」
こんな風に陰口をたたかれる上司になってしまうかも。
③人によって目標を変える
3つ目が「人によって目標を変えること」です。
これ結構当たり前のようにやりがちなんですが、
チームメンバー全員に同じ目標を与えてしまう人が多いんですよ。
ただ、
・ベテランor新人
・男性or女性 など
こんな風に人によって達成できるキャパシティは当然違うんですよ。
なのに、
「あいつがこんなにやってるのになんでお前はこれしかできないんだ!」
こんな風に他人を引き合いに出して叱ってしまう上司が多い。
これでは当然モチベーション失う社員が出てきます。
なので、人によって目標設定を変えること。これ結構大事です。
✅例えばチーム目標が100件の成約をとること
・エースのBさん:35件
・新人Cさん:10件
・新人Dさん:5件
こんな風に、人によって目標を変えてあげること。
そうすることで、脱落者を出すことなく、チーム一丸となることができるというわけです。
それだと周りより目標が高い人が不公平に感じるんじゃない?
こんな風に思う方もいるかもですが、心配無用です。
こういう人には別途コミュニケーションをとるんですよ。
「お前がいないとダメだ」
「周りを引っ張ってくれ」
「頼りにしてるぞ」
こんな風に、「どっぷりと依存していること」を相手に伝えるんですよ。
「○○リーダー」とか「○○隊長」とか簡易的な肩書きを与えるのもいいですね。
人間だれしも認められたい生き物。
こんな風に頼られてる感を感じると、モチベーション爆上がりで頑張れるんですよ。
そうすると自分の目標だけではなく、周りを引き上げてくれるようにもなる。
「お前の分まで取ってくるからな!」
「だからお前は自分の目標に専念して頑張れ!」
こんな風にね。
これこそが目標設定の意味であり、目標によってチームが団結する瞬間です。
上司はこの環境をつくらなきゃいけないんですよ。
【注意】目標を与えて終わりじゃダメ
本題は以上なんですが、最後に注意。
ここまでで目標設定の話をしてきましたが、
「目標与えて、はい終わり。」
これじゃだめですよ。
目標設定する意味は、
脱落者を出すことなくみんなで団結してチームとしての達成感を得ることです。
そのためには、目標を与えて終わりじゃダメ。
達成までの道のりに必ず絡むこと。
「調子はどうだ?」
「なんか困っていることないか?」
「ここが踏ん張りどころだから頑張ろうな」
こんな風に一緒に走る。
このステップがなければ、いざ目標達成したとしてもあなたは蚊帳の外になってしまいます。
登山に例えると、
みんなで苦しい思いしながら登りきるからこそ、山頂の空気がうまい。
そして達成感を分かち合えるわけですよね。
ダメなリーダーの場合は、
「目標は3時間後に山頂だ! 頑張ろう!」
これだけ言い残して自分は車で山頂へ行ってしまうようなもんです。
それで山頂で待っていて、
「お前らよく頑張ったな! すごいな!」
こんな風に言われてもなんも響かないのはわかりますよね?
これと同じことを日常でやってしまっているかもしれません。
今回は目標設定の話でしたが、
目標達成までのプロセスに必ず絡むこと。
これも絶対に忘れないようにしましょう。
ということで今回は以上です。
「部下から慕われ、愛される上司になるための心得50選」では今回のような内容を50個の項目で解説しています。
興味のある方は覗いてみてください。
それではまた次回!!!
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