「部下の話はどこまで聞けばいいの?」に答えます。大事なのは理念と覚悟

スポンサーリンク
理由 会社員向け

 

 

部下の話ってどこまで聞けばいいんだろう?

 

こんな風に悩む方も多いのではないでしょうか?

 

聞きすぎてもまとまらないし、かといって聞かずにオラオラやってるとジャイアン扱いされて後ろ指を刺される。

 

ということで、今回は「部下の話ってどれくらい聞けばいいの?」といった悩みをもつ方向けに解説していきます。

 

 

✔筆者の実績

HIRO
HIRO

僕は前職ではセブンイレブンの店長をしたり、セブン8店舗のコンサルティングをしていました。
その後独立をし、現在は小さな会社の代表をしています。

 

 

セブンにはアルバイトやパートさんも多いですから、店長をしてると色んな意見や要望が舞い込んできます。

 

そしてここがポイントです。

 

 

✔僕の過去の失敗

・従業員の話を聞きすぎて、店舗を閉店に追いやった経験あり
・ほぼワンマンで店舗運営をし、その店舗も閉店させた経験あり
#当時のあだ名は店舗クラッシャー

 

こんな経験をしつつ今に至ります。

現在は従業員4人ほどの小さな会社ですが、それなりにうまくいっています。

 

こんな風に、色々と失敗も成功も重ねながらの僕の話なので、それなりに説得力はあるのではないかと思っています。

 

 

前置きが長くなりましたが、本題に入っていきますね。

 

【前提】話を聞く=すべてを受け入れるではない

 

 

まず初めに、ここまで散々言ってきた「話を聞く」について、前提を合わせておきますね。

 

ここの理解が間違っている人が結構多いです。

 

 

「話を聞く=すべてを受け入れるではない」ということです。

 

少しわかりづらいかもなので、具体例をあげて説明しますね。

 

 

✔例えば・・・
・あなたが焼肉店の店長だったとします
・従業員が新メニューの提案をしてくれました
・あなたはその新メニューを採用するかどうか悩んでいます

 

上記の場合、「相手の話を聞く」とは何を指すのでしょうか?

 

新メニューの提案を受け入れることでしょうか?

 

もちろんそれも正解の1つではあります。

 

ただ実際は「メニューの提案を受け入れたかどうか」は関係ありません。

 

大事なのは、相手の意見に対してリアクションをするということです。

 

今回はたまたま「新メニュー提案を受け入れる」といったリアクションをしただけで、それは結果論でしかありません。

 

逆に言えば、結果として「提案を受け入れない」というリアクションをしたとしても、「相手の話を聞いた」ことにはなるというわけです。

 

ここについては次でもう少し深堀していきます。

 

 

一番ダメなのは放置すること

 

 

多くの人が「相手の話を聞く=相手の意見を採用してあげなければいけない」と考えます。

 

逆に言うと、相手の意見を却下してしまうと、”話を聞かない人”のレッテルを貼られてしまうと考えているともいえますね。

 

ただ先ほどもいったように、相手の意見を採用したか却下したか。それはただの結果論でしかありません。

 

大事なのはレスポンス(返事)をしたかどうかです。

 

 

では「話を聞かない人」とはどんな人なのか?

 

それはもちろん「返答をしない人」です。

 

言い換えると「相手の意見や提案を放置する人」のことを指します。

 

先程の焼肉店の例でいえば、従業員が出してくれた新メニューの提案に対して、「採用か不採用かを回答しないまま流す」ようなことです。

 

普通に考えればわかることですけど、自分が言ったことや伝えたことに対して、なんの返事もなかったら不信感ありますよね?

 

それと一緒です。

 

部下や従業員は「自分の意見が却下されたから」ではなく「自分の意見が相手に届いているかどうかもわからないから」怒っているんだということです。

 

大事なのは、「採用なら採用、不採用なら不採用、検討中なら検討中」と明確に答えを出し、YES、NOに関わらず、相手にフィードバックすること。

 

 

仮に不採用(NO)だったとしても、それに至るまでの経緯を丁寧に説明してあげればいいんです。ここが一番大事です。

 

これができていれば、「あの人は話を聞かない」なんて後ろ指刺されることはまずないでしょう。

 

ここをリーダーなり上司なり、「人の上に立つ人」はよくよく理解しておいた方がいいです。

 

 

 

HIRO
HIRO

ここまで言いましたが、レスポンスをしない人の気持ちが理解できないわけではないです。

 

 

相手の提案や意見が”ダメダメ”で却下するしかない時、言いづらくてついつい後回し、先延ばしにしてしまうんですよね。

 

その結果忘れてしまったり、「時間経ってるし相手も忘れてるか」と淡い期待を込めて無かったことにしてしまったり・・・。

 

 

とはいえ、返事をすることの重要性はここまででお伝えしてきた通り。

 

 

ということで、次では「相手の意見、提案を却下する場合の言いづらさ」をなくすために大事なことについて触れておきます。

 

✔ここまでのまとめ
・話を聞く=相手の提案を全て採用することではない
・相手の提案、意見に対して何の返事もしない人を話を聞かない人と言う
・結果に関わらず、まずは返事、レスポンスをすることが最も大事

 

 

大事なのはチームの理念と貫く覚悟

 

 

ここまでで、「相手の意見を却下すること」が悪いのではなく、「相手の意見に何もレスポンスをしないこと」が最もダメなことだと説明をしてきました。

 

 

悩んでいる人
悩んでいる人

せっかく意見提案してくれたのに断ってしまうのは申し訳ないな。
それに言いづらいな・・・。

 

 

こんな風に悩んだ挙句、結局なにも返事しないまま放置してしまうようなケースは結構あるのではないでしょうか?

 

こうならないために大事なのが、チームの理念と貫く覚悟を持つことです。

 

それぞれについて簡単に解説をしますね。

 

 

チームの理念を持て

 

例えば、先程から出している焼肉店の例で説明をします。

 

・従業員が新メニューの提案をしてきた
・商品内容は、品質よりも価格を安くすることにこだわった低価格商品だった
・お店のコンセプトは良い食材を使った高級店

 

ここで大事なのが、チームの理念です。

 

「他の焼肉店よりも高級な食材を使う分、価格は高くなるが、記念日やハレの日など、特別な時に使いたくなるような、上品なお店づくり」

 

この理念を、常日頃から全員に共有しておけば、相手の意見を却下するときも説明がつきやすいんですよ。

 

「うちはこういう理念でやっているから、その提案はちょっと合わないかな」といった具合。

 

※もっとも、理念がちゃんと共有できていれば、部下たちが素っとん狂な提案をしてくることは減ってきますけどね。

 

理念があり、それに合わないからごめん。これができれば周りの反発は生みづらい。

 

逆に理念もなく、普段からその場の思い付きで話をしているような人だと受け入れてもらいづらいです。

 

貫く覚悟をもつ

 

次に大事なのが、リーダーとしての貫く覚悟です。

 

おさらいですが、相手が「この人、話を聞かないな」と感じるのはどんな時だったでしょうか?

 

・自分の意見、提案が却下された時ではない
・意見提案に対して、なんの返事もリアクションもなく、無視されたと感じたとき

 

こんな風にここまでで説明してきました。

ただ、意見を却下する理由をどんなに丁寧に説明したとしても、一時的な反発が生まれる可能性は結構高かったりします。

 

「せっかく意見出してやったのになんだよ・・・」

 

こんな具合ですね。

 

ただここで負けないことが大事。これが貫く覚悟です。

 

基本的にはリーダーは孤独なので、陰で文句を言われたり批判されたりすると、どうしてもメンタルにきます。心が折れそうになる。

 

ただリーダーにとって一番の仕事はチームを勝たせること。結果を出すことです。

 

例え100人の部下が間違ったことを言ってても、覚悟をもって無視する。

 

変に周りの意見に流されて結果が出ない方がまずいし、その責任を背負うのはあなたです。

 

もっといえば、結果が出なかった場合に困るのは間違った意見を言っていた部下たちです。

 

その時は批判されようとも「あとからわかってもらえればいいや」くらいの気持ちで、覚悟をもって貫き通しましょう。

 

 

間違ってたら素直に謝りましょう

 

 

さいごに、注意点を1つ。

 

もし途中で自分が間違ってると気が付いたら素直に謝りましょう。

 

当初は合ってると思っていたことも、いざプロジェクトを進めてみると結果が出ない。間違ってたことに気が付くということは往々にしてあります。

 

そんな時は即謝罪&軌道修正しましょう。

 

自分の意見や信念を変に曲げたり、周囲の意見に流されたりする必要はありませんが、間違ってるなら即修正。

 

これ意外とできない人が多いので注意です。

 

これができないと、まさに話を聞かないワンマンリーダーになってしまいますのでね。

 

 

ということで今回は以上です。

 

 

最後に、twitterでも毎日夕方につぶやいています~!

よければこちらから覗いてみてくださいね~(^^)

 

それではまた次回!

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました